アマゾンレビューは、なぜ「星3つ」が多いのか?敵対セールス?80/20の法則|【起業するには,起業失敗,学ぶ】
From:和田健
アマゾンレビユーを見てると、不思議な現象に気付かされます。それは、どんなジャンルでも星3つ現象が多く存在しているとうことです。
これは80:20の法則に見事に当てはまる、自然現象でもあります。これから紹介するアマゾンレビューの現象は、マーケットの二極化が存在し、あなたのマーケットやビジネスにおいてもあるはずです。この現象をうまく利用するとあなたのビジネスは飛躍することでしょう。
アマゾンレビューの話しをする前に、80:20の法則について、、、
80:20の法則によると、消費者を7つのカテゴリーに分類できます。
1・全く興味がない
2・ほんの少ししか興味がない
3・いずれ興味が強まる可能性がある
4・現時点で興味がある
5・とても興味がある
6・強い興味を示し、目が離せなくなっている
7・無我夢中で、病みつきである。
このカテゴリーをみると、あなたのビジネスで、実際に利益を生み出すには、レベル5、6の見込み客を見つけ出し、関係性を強めていく必要があります。このレベルの見込み客をいち早く相手にすることで、コストがかからず楽にできます。
レベル7では、消費者が強く好意を抱いてる状態です。しかし、逆の視点からみると、嫌悪の状態を示しているといえます。
アマゾンレビユー「星3つ」現象はなぜ?
ヒラリークリントン著「村中みんなで」は大きな議論を呼んだ1冊で、世間は、彼女のことが大好きな人と大嫌いな人とに、二極化され、どっちつかずの人は少ない。
意見が分かれる話題や、物議を醸し出す人物の書籍は、アマゾンレビューの大半は星3つになっている。
レビューの多くは、実際に星1つか、星5つかのどちらかになっているのが多い。
ヒラリークリントン著「村中みんなで」のレビューは、多くが星5つか、星1つに評価している。これは、80:20のカーブを2つ合体しているようにみえる
この図を、「80:20のサドルカーブ」と呼ぶ。
ヒラリー好きの人と、ヒラリー嫌いな人とがくっついた形です。
ビジネスにおいても、マーケットに存在する2つの20%の敏感な消費者グループに的を絞らなければいけない。そして、この図をみると、上位5%と上位1%の人が存在するのがわかります。
この図が示すように、どっちつかずの人はほとんど反応せずに、20%の人が両極端に反応を示していることがわかります。
論争はどちらかに激しく主張しあうため、あなたが、知名度を上げたかったら、どちらかを支持し意見を主張すると、あなたの意見は価値を増し、やがては、メディアに取り上げられることにもなる。
このように、社会的論争は好きか嫌いかの両2種類のタイプであり、両極端の意見を持つものによって繰り広げられる。この両者が声高に主張するのだ。
熱狂的なファンから愛され、憧れを獲得するには、非難を甘んじて受け入れるくらいの覚悟を持たなければいけない。そうでないと、おもしろみのない退屈な人間とみなされるかも、、、
成功したければ、上位5%と上位1%の人たちと、結びつくのが近道でもある。
気をつけなければいけない
社会に共通した敵を目の敵にする売り込み手法は極めて効果的であるが、どんな議論にも、相対する議論が存在することは忘れてはいけません。
敵のエネルギーを利用するこの手法は、理性的にセールス活動を行うのに困難になるケースがでてきます。忘れてならないのは、健全な思考力と倫理観を持つべきである。
あなたの立場を明確にし、声高々に主張すれば力強い宣伝にもなります。
相手の立場を理解して、自分の意見を正当に主張しする。まず、敵対する人間から尊敬を集めよう!
双方の立場を理解しようとすれば、多くの人間が満足できる解決策を見つけることができるかもしれません。そこには、巨大な可能性が秘められている。
まとめ
・相反する極端な意見をもつ、マーケットには、サドルカーブが存在する。2つの80:20パワーカーブが互いに向き合いながら合体する。
・少数派が無関心な多数派を支配している。
・敵対する上位1%に、騒動を惹き起こせば、一気に注目を集め、知名度を上げる。
・対立は双方の立場を十分に理解すること。それが解決策!
参考:80:20のセールスシステム、著者:ベリーマーシャル(Googleアドワーズと言えばと言われる第一人者)
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