客単価をアップする方法,80:20の法則|【起業するには,起業失敗,学ぶ】
From:和田健
前回お伝えした、80:20のマーケティング,トライアングル戦術のエコノミクス、価格設定についてお話しします。
どんな優れた戦略を持っても、この価格設定を誤れば、あなたの価値はどんどん下り、いずれは倒産しかねません。それくらい重要なのが価格設定なのです。
「エコノミクス」は売り手と買い手が手にする価値のことであり、常にトライアングル戦術を考える上で、エコノミクスから始まります。
エコノミクスが出発点
エコノミクスを理解する上で、理解してほしいのは、あらゆる側面で80:20の法則が作用するということです。
客はみな一律ではなく、80:20のパワーカーブを見れば一目瞭然で、その差は大きい。
80:20の法則によれば、客の20%は購買意欲の低い客の4倍を、また客の4%は16倍を支払うと予測できる。
これがビジネスにおける事実なので、しっかりと覚えといてほしい。
図表:客100名が平均して100ドル支払うと想定すると、80:20のパワーカーブには、それぞれの支払い希望額が示される。何人の客がどの程度の支払いを希望しているか予測できる。
ツール:80:20のパワーカーブツール
購買意欲は人によって違う
購買意欲は人それぞれ持っているが、人によって購買範囲が違う。
上位1%のものが無限大のパワーを持っていることがパワーカーブをみると事実が確認できる。
つまり、低価格帯の購入者と、それに満足できずに高価格帯のものを購入する上位1%の人がいるということです。
エスプレッソマシーンの原則
スターバックスでは2台のエスプレッソマシーンが販売されている。
お手頃な価格帯のものと、最高級マシーンとを並べて、上位1%が最高級マシーンを購入することを理解しての戦略である。
彼らは、べき乗の法則を理解したうえでのことです。
この、エスプレッソマシーンの原則は、成功した企業が用いる高等戦略でもある。
過去の購入をパワーカーブに当てはめてみる
リピート購入:2回以上のリピート購入者20%がリピート全体の80%を担っている
お金:購入者20%が、売上全体の80%を生み出している
数:注文1回あたりの販売個数がパワーカーブからわかる。全販売個数の80%が注文の20%に集中している。
種類:注文1回あたりの注文種類がパワーカーブからわかる。全販売種類の80%が注文の20%に集中している。
どんな、商品、サービスでもエスプレッソマシーンの原則に当てはめることができる。
まとめ
・商品の価格がいくらであっても、20%の客はその4倍のお金を支払う意欲をもっている。
・80:20のパワーカーブツールは顧客基盤の購買傾向を教えてくれる。
・エスプレッソマシーンの原則は、多数の小額取引から成り立っているビジネスと、少数の高額取引から成り立っているビジネス、どちらともお金を儲けることができる。
・大半のビジネスは儲けるチャンスを逃している。80:20のパワーカーブツールでチャンスを掴もう
参考:80:20のセールスシステム、著者:ベリーマーシャル(Googleアドワーズと言えばと言われる第一人者)
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