社員を動かす社長のカリスマ仕事術
イエス・キリストは名経営者?
「安定」
が代名詞の大企業で、
今年、数々のトラブルが起こっています。
・実の父と娘が裁判で骨肉の争いを見せている大塚家具
・粉飾決算疑惑で世間から非難を浴びている東芝
・スマホ液晶の不振でふたたび赤字に転落しそうなシャープ
こういった現実を見ていると、大きな組織ほど、
経営者が集団をまとめあげるのが
困難なことがわかります。
経営者は企業のトップとして、
高給をもらう代わりに熟慮を重ね、
多くの難しい決断をしなければいけません。
しかし、
もっと重要なのは、
批判や逆境に直面してもなお、
自分のアイデアを人々に受け入れてもらい、
それを実現するために働いてもらう方法を
知らなければいけないということです。
ではどうすればそれができるのでしょうか?
それは、
「仕事を、やる価値があると感じさせること」です。
わかりやすい例として宗教指導者がいます。
イエス・キリストからガンジーに至る
歴史上の偉大な宗教指導者達は
大きな集団を説得することで
あらゆる種類の困難な仕事を
人々にさせることができました。
その方法こそ、
「仕事自体が善である」という考えを
生み出したことにあります。
確かに当時は
何らかの報酬原理が働いていた
かもしれません。
しかし、
行い自体に価値がある
と信じていなければ、
何十億人という信者が
毎週日曜にミサに行ったり、
募金をしたり、
あれだけ多くの人が
不服従運動に身を捧げた
とは考えられないのです。
「行い自体に価値がある」と
思わせることもリーダーシップの一つです。
ほとんどの従業員はリーダーシップを求めています。
そして、
彼らにとって
リーダーシップとは
他の誰かが問題を解決して、
自分達は何をすればいいかを
教えてくれることなのです。
「経営者は宗教指導者であれ」とまでは言いませんが、
最低限、宗教指導者くらいの統率力はないと
企業をマネジメントすることは難しいでしょう。
しかし、
プレッシャーや恐怖ではなく、
意欲や活気を満たすことによって
働く動機付けができるようになるのは
容易いことではありません。
人間の集団を説得するには「技術」が必要です。
もしあなたがそんな、
社員が勝手にバリバリ働いてくれるような
カリスマ性を手に入れたいのでしたら、
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マイケル・マスターソンは約40年間、自らもビジネスで成功を重ねながら、人々の成功をサポートしてきた。
マスターソンは、メールマガジン「アーリー・トゥー・ライズ」での活動を通じて熱心な信奉者を集めてきた。
成功を目指す40万人以上の人々に向けて、ビジネスの目標を達成できるように指導している。
目覚ましい成功を収めたマスターソンのキャリアの中で、彼は、年商1億ドルを超える2社を含む何十もの企業を飛躍的に発展させた。
彼が所有したり経営したりした企業は、国内・海外を問わず、サービス業・製造業・小売りなど、業種も多種多様にわたる。
著者に『大富豪の仕事術』『大富豪の起業術』『臆病者のための科学的企業法』(いずれもダイレクト出版刊)がある。
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