資金調達とマーケティングは比例する?|【起業するには,起業失敗,学ぶ】

資金調達とマーケティングは比例する?|【起業するには,起業失敗,学ぶ】

From:和田健

専門であるファイナンスについて、私が運営しているトップ経営で、記事にしたものをシェアしたいと思います。

これから起業しようとしてる方やすでに経営されてる方は頭に入れておいて欲しいことです。

サラリーマンの方はプレゼン資料を作成する可能性がありますので、知って損はないでしょう。

ビジネスにおいて資金調達戦略は今後あなたのビジネスを成長させる上でとても需要な要素になります。

しかし、ほとんどの本やコンサルタントは教えてくれません。

それは、難しいというのもありますが、とてもシビアだからです。というのも、お金はダイレクトにメンタルに響きます。お金の抵抗というものが存在しますので、、、、

マーケティングや戦略に関するものは、経営者の実行力により大きく変わりますので、たとえ失敗しても、それなりの理由付けができ納得する部分もありますが、資金調達はそうはいきません。

数字として表れるので、ごまかしが効かない部分があります。

最近では、ベンチャー、スタートアップ向けの本が複数ありますので、資金調達戦略に関する事が書かれております。参考になりますよ!

ベンチャーは、ゴールをM&Aや上場を目指すので、エクイティファイナンスを勉強すべきです。ファイナンスの勉強ではなく、プレゼン資料の作り方を、、、

投資家による考え方の違いや、投資家はどんな問題解決を望むのかを、

ここでは触れませんが、資料作成で特に重要なのは、エグゼクティブサマリー、最初、目に止まる1P〜2Pで要点をわかりやすく伝える。これがない資料は読まれないと思って下さい。

投資家、銀行はあなたのビジネスの事は素人です。わからないのです。

だからこそ、わかりやすく伝える為の資料を作るのです。ここで興味持てば、次のステージへ進むことができるのです。

それでは、これより本題へ

 

資金調達とマーケティングは比例する?

デッドファイナンス(借入)、エクイティファイナンス(株に出資)どちらにも言えるでしょう。

資金調達したら、どのように返済していくのか? その返済原資はどこからくるのか?

残念なことに、一番大事な部分が抜けてる経営者がたくさんいます。

確かに、多くの資金が得られれば有利に事業を展開しやすいのは、事実です。
しかし、それには練密な戦略があってのことです。

ここで考えなくてはならないのは、デッドであれば毎月の返済原資、エクイティであれば企業価値、どちらとも重視しなくてはいけないのは売上になります。

資金調達を組み立てる場合には、資金を最大限に生かす仕組み作りが必要になってくるのです。
つまり、売上アップができる戦略、実現できるようなところまで、事業計画を組み立てなければなりません。

このことが理解できれば「資金調達とは売上を最大限に伸ばすこと」ということがわかるでしょう。

 

資金調達を考える前にすべき事

資金調達する際には、様々な事情があるでしょう。商品開発の為の設備投資、入金サイクルによる運転資金等などがありますが、いずれにせよ考えなくてはいきないのは、売上に繋げられるかなんです。

その資金調達はなぜ必要なのか?も重要ですが、どのように返済していくのか?

過去、数多くの事業計画書をみてきましたが、殆どの計画書に抜け落ちてるのが返済計画です。
返済計画とは、いくらずつ返済していくのか、又は、企業価値算定のことです。

経理に疎い経営者が多いために、数字が抜け落ちてるのかもしれませんが、経営とは数字で示さなければいけない為、最低限の財務諸表は読める必要があるでしょう。

ここで私が、経営者に学んでいただきたいのは、資金繰り表の作成を経営者ご自信で作れるようになることです。

資金繰り表を作成すれば、時系列でお金の流れがわかるので、是非、作成すること目を通すことをオススメします。

資金繰り表が作れるようになれば、資金調達した時のシュミレーションがしやすくなり、より現実的な計画策定が可能になります。

資金繰り表をみると、より現実的に企業のお金は売上から成り立つのが理解できるでしょう。

こんなの当たり前だと思うでしょうが、いざ数字に落とし込んでみると頭の中で思ってたことが、いかに甘い考えだったかが理解できます。

 

資金調達になぜマーケティングが必要か

では、ここで具体的に事業計画書を作成すると、返済原資は売上から成り立つ事が理解できたと思います。売上以外にコスト上の問題もありますが、コストの問題は別の機会に話したいと思います。

どんなに優れた商品、サービスであっても売上は上がらないのです。

中小企業の多くの問題は売上によるものと言われています。起業して10年以内に倒産する会社は実に93%にも上ります。実際にはゾンビ会社が多い為もっと多いかもしれません。

ではこの問題、売上には、マーケティング戦略とセールス戦略が必要になってきます。

*マーケティングとはあなたの商品サービスのマーケット(市場)に罠を仕掛けること、興味をもってもらう事・・・
*セールスとは罠にかかった人興味を持った人の課題解決に努める事、買ってもらう事・・・

設備投資でも運転資金でも、その資金調達が生かされるのは売上につながってこそになります。

もう一度言います。どんなに優れた商品サービスで有っても、売れなければ意味がありません。人に知ってもらわなければお金にはなりません。

マーケティングを無視した資金調達

資金調達して、倒産する会社が多い理由は売上にあると先ほど言いましたが、倒産した社長にインタビューすると決まって言うことが、気がついたら資金が足りなくなっていました。

その原因は売上によるものと明白です。

つまり、うまくいかない会社の多くはマーケティング戦略がないのが現実です。せっかく資金調達してキャッシュを厚くしても、マーケティング戦略がなければ、3年で倒産の危機を迎えるのは確実です。

では、逆にマーケティング戦略に力を入れるとどうなるか?

売上は上がります。安定してくるので、より多くの戦略が組めるようになります。そうすると資金調達は簡単になり、資金が潤沢になります。事業拡大の為のM&A投資もでき、事業の基盤は強くなってきます。

 

最後に

資金調達を計画立てる場合には、マーケティング活動に活かせるのか資金繰り表を作成して、是非考えてみて下さい。

マーケティングには資金コストが必要になります。厳密には「知恵」をしぼる事!
資金調達戦略には売上マーケティング戦略が必要になります。

これらプランを考えるには資金繰り表を!

 

PS

中小企業にとって資金調達と売上は密接な関係にある為、信用保証協会や銀行融資、ビジネスローン、プロパー融資からの資金調達は特に真剣に考えなければいけない問題でもあります。

経営者の課題の一つ、資金調達はデリケートな問題である為、他に相談しづらいのではないでしょうか。経営戦略の方向性を決めるのに資金調達は必須課題になります。

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