10分でわかる脳科学マーケティング「プライミング効果」|【起業するには,起業失敗,学ぶ】

10分でわかる脳科学マーケティング「プライミング効果」|【起業するには,起業失敗,学ぶ】

From:和田健

Q1、レストランでのメニュー表記。次の価格表示のうち、一番多く注文がとれたのはどれか?答えは中程!!

より少ないお金でより多くの結果を得る。これは、起業家やマーケターの一番の課題ではないでしょうか?それを可能にするのが脳科学マーケティングです。

脳科学を用いて、マーケティングに応用させるのが脳科学マーケティングであり、ニューロマーケティングと呼びます。

ニューロマーケティングとは?

要するに脳の働きを理解し、その知識を活用してマーケティングと商品の両方を改善することです。

ニューロマーケティングが適切に使われれば、より優れた広告、より優れた商品が生まれ顧客は満足します。誰だって気に入った商品が欲しいし、退屈なコマーシャル広告は見たくない。

どんなマーケティングツールであれ、使い方を間違えれば「悪」になる。そうならないために、ニューロマーケティングはマーケターが顧客を理解し、よりよい対応をするためのテクニックの1つでもあるのです。

 

 

脳科学マーケティング

人はみな、自分の行動にはもっともな理由があり、きちんと考えて動いていると思っている。ところが、私たちの決断や行動が無意識のうちに決められているとしたらどうだろう?

「コレ、良さそう!」「自分にぴったり」と気に入って買ったはずのアイテムが、じつはそう選ぶように仕向けられてるとしたら、、、

最新の脳科学の研究によれば、人の行動はある条件に無意識的に影響を受けるという。私たちの意思ではなく、脳が勝手に選んで行動しているのだ。

かつては、経験と観察と推測に基づくしかなかった人間の心理は、今や科学的に解明されようとしている。現代では、心理学のブラックボックスを開け、脳の内側を見つける手段を手にしたというわけだ。

マーケターにとって、そのメカニズムを知れば、「何を選ぶか」「何を買うか」「何を好意的に受け止めるか」これらを決める脳の働きを理解すれば、より少ないリソースでより多くの成果が得られるのは間違いない。

 

 

プライミング効果で深層心理に影響を与える

プライミング効果とは、前もってさりげなくヒントとなるイメージを提示しておくと、それが次の行動に影響するということです。

特にお金に関する言葉や画像は、強力なプライミングだ。

心理学者のキャスリン・ヴォース教授は、学生たちにお金に関するエッセイを読ませるか、様々ま通貨が描かれたポスターを見せて、その後の行動を調べてみた。

すると、お金のヒントを与えられた学生は、ある問題を解決する際に他者に助けを求めるまでに70%長く時間がかかり、助けを必要としている他者に力を貸した時間は半分だったそうだ。ヴォース教授によれば、「お金にプライミングされた人たちは、他者を頼ることも、他者から頼られることも好まない」。

たとえわずかであっても、お金のヒントは人の気分を変える。ちょっと利己的な気持ちになって「自分」ばかりに目が向くようになってくる。こうした現象は、単純な価格表記にすら現れる。

コーネル大学では、レストランのメニュー表記について調べてみた。

結果、「数字のみ」のメニューをみた人が、他のメニューをみた人よりも、かなり多くの金額を費やしていたことがわかった。

 

 

Q1、レストランでのメニュー表記。次の価格表示のうち、一番多く注文がとれたのはどれか?

1・¥1,000

2・1000

3・千円

 

Q2、¥10,000という通貨表記で販売するのに適していない商品はどれ?

1・夫婦2人で豊かな老後を送るための投資ガイド

2・賢い主婦になるための驚き!節約パワー

3・素敵な関係を作るパートナーとの愛の育み方

 

答え

Q1の答え、2番・数字のみの方が多くの金額を費やした

Q2の答え、3番・通貨記号を使うと利己的な気持ちを呼び起こしてしまう。

 

 

まとめ

お金の情報を提示するときは慎重に!

通貨記号は、経済的自立を謳うような商品にはピッタリだが、そうでない場合は必ずしも一番いい選択ではない。

広告でお金を見せてはいけない。他者を思いやる気持ちにさせたい商品には不向き。

 

参考:脳科学マーケティング100の心理技術

 

 

 

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